転職ドラフトでの本格的な転職活動を決意しました。 私は現職に大きな不満はなく、市場価値の把握と課題の抽出を主な目的として始めました。現時点で感じている良かった点をまとめてみました。
始めた目的
私は以下を目的として転職ドラフトを始めました。
- 自分という商品の市場価値を把握する
- 市場価値を下げる阻害要因を特定し、解決することで成長する
副次的な効果としてより自分にマッチした環境を探すことも考えてはいました。ただし、私は現職に大きな不満はなく、やりがいも感じています。そのため転職自体は目的ではなかったです。
当目的は大切にする価値観の一つである「成長」を満たすために設定しました。自分がこれから「成長」したいと考えた時、そもそも「成長」とは何かから考え始めました。そして、「より多くの人の役に立てる、必要とされる」ことを「成長」として定義しました。「より多くの人に」というのがポイントで、自社だけでなく自分が身をおきたい市場全体で「必要とされる」ことを「成長」としています。
良かったこと
転職ドラフトを始めて良かったことを記載します。その前に軽く前提も記載しておきます。
- 転職ドラフトでは月1回ドラフトが開催されます。私はまだ1回のドラフトしか経験していません。
- 転職するとしたら、プロダクトを持つ事業会社へ行きたいと考えていました。
- 嬉しいことに10社からお声がけいただけました。すべての会社のカジュアル面談を受けました。
それでは、良かったことについてご紹介します。
現職の魅力に気づけた
今の環境を評価する良い機会になりました。私の場合、結果としてめちゃくちゃ良い環境で働けていると再認識することができました。もちろん、今までぼんやり考えていたことではありますが、明文化し整理することで、より自社の魅力を明確に認識することができました。参考までに一部を以下に記載します。挙げたらキリがないです。
- 様々な面で優秀だと感じる人材が多い。
- 社員、エンジニアを大切にしている。
- 育成に積極的で、成長するための仕組みが整っている。
- 現組織は特に合理的な人が多く、居心地が良い。
- 給与が高め。
- ワークライフバランスにも力を入れており、柔軟な働き方ができる。
- 尊敬でき、真似して成長していきたい、ついていきたいと思える上司がいる
- 自分のやりたいことを尊重してくれる...etc
自分の価値の棚卸しができた
転職ドラフトでは企業が年収を決めるための根拠としてレジュメを記載します。職務経歴をより詳しく書くような感じです。この活動で、自分(商品)の強み(価値)は何かを本気で考えることができました。
ちなみに、私は市場において自分は商品だと考えています。それをどのようにマーケティングするか、という考え方で市場における価値を考えたりしています。井上さんの「マーケターのように生きろ」という本にかなり影響を受けています。
今回マーケティングがうまくいったと感じる場面が多かったので、意識するとこんなにも違うのかという感覚です。是非読んでみてください。
参考の市場価値を把握できる
転職ドラフトの売りではありますが、自分の市場価値がわかるのは良いと思います。少なければ今後の課題を抽出できます。私の場合、たまたま現職の給与水準と同程度のオファーをいただけました。ただこれ以上の額となると、プロダクトを持つ事業会社に行きたい場合は現職のままでは必要なスキルが伸びづらいと認識することもできました。
「参考市場価値」と書いているのはポイントかと思います。転職ドラフトで指名を受けても内定をいただけるわけではないです。通常の選考に進み、内定をいただく必要があります。なので、オファー額はあくまでも仮で「参考」の価値だと私は考えています。とはいえ、市場価値を推し量る指標になることは間違いないです。
課題抽出できる
これは目的としていたところです。まだカジュアル面談しかしておらず、本格的な面接に進んでいないのですが、現状でもいくつか課題を感じています。
カジュアル面談の中で期待している業務などを詳しく伺うことができます。その際に、求められるスキルを自分が持っていない場合、そこが課題、伸びしろと認識することができます。当然、各社の状況にも強く依存するので一概にそれを市場価値を下げる要因として断定はできませんが、自分の伸びしろ候補としてのストックはたまりました。
視野が広がる
色々な会社のミッションやバリュー、文化や考え方に触れることで視野が広がりました。ビジネスモデルであったり、組織の考え方、ITに対する姿勢などなど十人十色で、色々な世界を知ることができました。
オファーをもらえるとめちゃくちゃ嬉しい、モチベが上がる
効率的な成長方法は挑戦だと思っています。挑戦をするためには、自己肯定感が重要だと思っています。オファーをもらえることで、自分が必要とされているという肯定感を得られ、モチベが上がるとともに、より挑戦することのハードルが下がった気がしています。
まとめ
私は転職ドラフトを始めて良かったです。市場価値を把握するという当初の目的はある程度達成できそうですし、結果的に色々な良かったことがありました。