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DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

人生をより豊かにするために優先すべきことを気づかせてくれました。私の考え方に大きく影響を与えてくれる良書でした。特に仕事に夢中になってしまっている人は今しかできない大切なことを見逃しているかもしれません。早めの段階で一度読んでみることをオススメします。バランスが重要です。

当書籍における筆者の一番の主張は以下です。

生きているうちに金を使い切ること、つまり「ゼロで死ぬ」を目指してほしい。

「ゼロで死ぬ」ためのマインドやアメリカの制度や資産状況の調査結果などを踏まえて、何故「ゼロで死ぬ」ことを目指すべきかを丁寧に説明しています。とても良い選択肢だと思いましたが、残念ながら私は「ゼロで死ぬ」という一番重要なコンセプト自体は共感できませんでした。

しかし、この主張の中には筆者の色々な考えが包含されています。私は以下の考え方に強く共感しました。

ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。

書籍の中では仕事やお金を稼ぐことに夢中になってしまい、年を取ってから資産はあるけど後悔している人のお話などが出てきます。お金があっても若く健康だったり、子供が幼いうちにしかできない経験がたくさんあります。

お金を稼ぐことは確かに重要ですが、それらをバランスよく経験していくことが人生をより豊かにすることにつながります。私は特に子供との今しかできない経験について深く考えるきっかけになりました。

以降では当書籍を読んで具体的に変化があったことを2つ紹介してみたいと思います。

  1. 2人目の育休を1ヶ月から3ヶ月に伸ばした
  2. 妻の時短勤務でさらに勤務時間を減らす予定

2人目の育休を1ヶ月から3ヶ月に伸ばした

もうすぐ2人目が生まれるのですが、私の育休を1ヶ月から3ヶ月に伸ばしました。収入が減ってしまうことに妻と共に漠然とした不安を持っていて、1人目の時に妻が回復するまで必要だったギリギリのラインの1ヶ月で取得することにしていました。すると5人の同僚や上司から「本当にそれだけで良いの?」と心配の声をいただきました。実はその中の一人が薦めてくれた本が当書籍でした。

3ヶ月の生活を乗り越える貯金はあるので、それなら以下のような経験を優先すべきだと考えが変わり、3ヶ月に伸ばしました。

  • 出産で身心共に大変だった妻の回復をできるだけサポートする。その経験が夫婦の絆をより強くする。
  • 1人目の赤ちゃんというべらぼうにかわいい時期をたくさん一緒に過ごせる。その経験が自身の人生をより豊かにする。
  • 3歳の娘とも触れ合う時間が増える。その経験が自身と娘の人生をより豊かにする。

妻の時短勤務でさらに勤務時間を減らす予定

家のローンや子供の養育費など色々お金がかかるので共働きをしています。ファイナンシャルプランナーに資産計画のシミュレーションをしてもらったことがあるのですがめちゃくちゃ余裕とはいえない状況です。

ただ、なんとかはなります。いざという時に困るかもしれないリスクを取ってでも、今しかない子供との時間の優先度を上げようという考えになりました。夫婦で話し合い、少なくとも子供が低学年を終える頃までは妻の時短勤務をフル活用しようということになりました。

元々妻はできたら子供とずっといたいという思いを持っていたので、妻も子供達にもより良い経験になるのではと期待しています。それが私にとっての幸せでもあります。

まとめ

結果的に人生何があるかわからないのでより良い選択がある可能性はあるでしょう。お金を稼げるときに稼いでおいた方がよかった可能性もあるかもしれません。私はそのリスクを取ったとしても、今のかけがえのない家族との経験を優先すると決断しました。あとはこれを正解にするように頑張るだけです。

当書籍を読んで共感したことや、考えが変わったことなどを記載してみました。もし「自分にも影響ありそうかも」と思っていただけて当書籍を読むきっかけになれば私も嬉しいです。